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エイズ(HIV)の症状と感染経路、治療法

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1981年アメリカで発見された病気で1985年日本での発症が確認されている病気です。カメルーンのサルに起源があるという説が現在有力です。
現在の日本では平成25年3月時点でHIV感染者14,932人 累計死亡者数は1,608人 となっており、同性間性的感染者が全体の72%となっています。

 

発病箇所

受診する科

  • 症状の現れる箇所は様々
  • 性病科
  • 内科
  • 血液内科

 

ページ内コンテンツ

 


名前だけでなくエイズのことをもっと知りましょう

エイズ(HIV)の原因

HIV(ヒト免疫不全ウィルス)の感染です。HIVウィルスは1型と2型に分けられますが構造上の違いがある事はわかっていますが、身体への影響の違いはまだよくわかっていません。

エイズ(HIV)の感染経路

血液の接触(輸血)、母子感染、すべてのセックスで感染の可能性があります。
1回のセックスでの感染報告もありますが、どのプレイでも1回の接触による感染確率は1%未満です

エイズ(HIV)の症状

エイズ(HIV)の進行は大きく3つの段階に分けられます。
@HIV感染初期 感染後2週間くらいの時期に風邪に良く似た症状が出る事もありますが、数日間で治ります。感染者の10%位の割合で、カンジダ症を起こす人もいます。 (感染者の10〜60%の人は無症状な事もあります。)
A無症状期 HIVの症状が出ないで経過しますが、HIVのウィルスは増えていくので体内の免疫力は低下していきます。短期間で無症状期がなく発症する人もいますが数〜10年以上この時期が続く人もいます。
B発症 体内の免疫力が低下しているので普段は発症しない弱い感染症も併発します。
  • 肺炎、下痢、咳、カンジダ症、結核、ヘルペス
  • リンパ腫
  • カポジ肉腫:下半身から症状出現します。赤い盛り上がった発疹が全身に広がります。
  • 脳症:認知力低下、脳炎
  • 消耗症:全身の体力が低下し衰弱します。死に至る事もあります。

エイズ(HIV)の検査方法

現在、HIVは病院、保健所、検査キットによって検査をすることが可能です。
@スクリーニング検査 感染行為後4週間位から検査可能。即日で結果がでます。
  • 抗原検査、抗原抗体検査 初回の検査で陰性が確認できないときは3か月後に再検査をします。 HIV感染が無くても0.3〜1%の割合で陽性と出る事もあります。
  • NAT検査(核酸増幅検査) 病院ではスクリーニング検査と同時に行う事がある。 スクリーニング検査と違い結果が出るまでに数日かかるが信頼性が高いです。
A確定診断 血液検査でウィルスそのものがいるか確認をします。 B経過観察 感染後治療開始のタイミングを知るために免疫細胞の数を調べます。

→エイズ検査の費用一覧はコチラ

エイズ(HIV)の治療法

治療はエイズ治療拠点病院(※)で行われ、免疫細胞の数を見ながら治療を開始します。 エイズの発症を抑える薬は数種類ありそれぞれに副作用があるので複数の薬を毎日数回飲みます。治療が開始しても普段の生活では人にうつしてしまう危険はすくないので日常生活は普通にできます。コンドームを使えばパートナーとのセックスも可能といわれています。
(※)エイズ治療拠点病院とは 地域におけるエイズ診療の中核的役割を果たすことを目的に整備された病院のことで、各都道府県で厚生労働省により選定された病院約380院が該当する。

エイズ(HIV)についての補足

  • 妊婦がHIVに感染した場合でも治療をする事が出来ます。出産は帝王切開になります。
  • 帝王切開で出産、人工栄養で育てた時の母子感染は1%になります。
  • HIVに感染すると治療費は助成金が出るので収入によって負担は違いますが、高くても月々2万円程度の負担で治療を受ける事ができます。

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