クラミジアに感染する/しないは何が違う?クラミジア感染の仕組みを解説!
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感染力が高いと言われるクラミジアですが、一度の性行為においてクラミジアが感染する場合/感染しない場合では一体何が違うのでしょうか?そんなクラミジア感染の仕組みを説明します。また最近の日本でのクラミジア感染者推移も一緒に見てみましょう。
クラミジア感染後の発症の仕組み
感染力が強いと言われるクラミジア菌ですが、その感染の仕組みをご存知でしょうか?仕組みが理解できたところで感染を防げるわけではありませんが気を付けるべき点が分かるのではないでしょうか?
クラミジアが感染する/しないの違い
クラミジア感染者との性行為で粘膜の接触があると基本的にクラミジア菌が自身の粘膜へとうつります。しかし、必ずしもクラミジアに感染するわけではありません。ではクラミジアへの感染する/しないの違いはどこにあるのでしょうか?
女性の方がクラミジアに感染しやすい
実は生殖器の構造上、男性よりも女性の方がクラミジアに感染しやすいと言われています。男性器は尿道にクラミジア菌が付着したとしても尿によって体外へと排出することが可能だからです。しかし、女性は一度膣内にクラミジア菌が侵入すると体外へ排出する術がありません。
クラミジアを膣内に侵入させないためにもコンドームの着用を心がけるようにしましょう。コンドームを着用することでも感染率は大きく下がります。とはいえコンドームをすれば確実に防げるわけではないことも理解しましょう。
クラミジアの感染力が強いと言われる理由は、粘膜に付着したクラミジア菌が微量であっても免疫に抵抗し増殖するする力が強いからです。心当りがある方は念のためという感覚で積極的に検査を受けるようにしましょう。
【コップの回し飲みによる感染について】
クラミジア菌は唾液の中にも存在します。そのためコップやペットボトルの回し飲みでもクラミジア菌の移動の可能性が考えられます。しかし、粘膜の直接接触に比べるとその菌量はごく僅か。その為、体内に入ったとしても免疫作用によって増殖する前に死滅します。しかし、風邪などの体調不良で免疫力が落ちている場合はコップの回し飲みでもクラミジア感染する可能性があります。
日本のクラミジア感染者の現状
厚生労働省では毎年、感染症発生動向調査としてクラミジアを含む5つの性病の感染症報告をまとめています。平成12年〜27年までの男女別の感染者数、年代別の感染者数がありますので当サイトでも分かりやすくまとめてみました。(データ参照:厚生労働省 性感染症報告数)
【データの注意点】
厚生労働省のデータは定点医療機関という全国の決まった病院(平成27年:980院)からの報告数をまとめたものです。しかし、全国の泌尿器科の病院数は6900院を超えています。性病科や産婦人科の患者数、自覚症状のない人も含めれば10倍以上の感染者数がいるかもしれません。
男女別クラミジア感染者数推移
男性 女性
クラミジアは女性の方が感染率が高いと言われております。実際に平成11年から平成27年までのすべての年で女性の感染者数の方が多い結果となっています。また平成14年をピークに減少していますが、他の性病に比べると5〜8倍もの感染者数になっているのでまだまだ注意が必要です。
年齢別クラミジア感染者数推移
男性 女性
15歳〜25歳までの女性のクラミジア感染者数と男性の感染者数には2倍以上もの開きがあることが分かります。妊娠・出産を機に初めて性病検査を受けることから30歳以降は減少傾向になっているのではないでしょうか。20代女性で一度も性病検査を受けたことがないという女性は必ず一度は検査を受けてみましょう。
クラミジア感染の仕組みまとめ
クラミジアの感染力は他の性感染症と比べても非常に高いとされています。さらにクラミジア感染中には他の性病にもかかりやすくなりますので、いかにクラミジア感染を防ぐかが大切です。しかし、クラミジアを100%予防する方法はないため、念のためという気持ちで検査を受けるようにしましょう。
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