性病に関する間違った知識
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性病には「コンドームをしていれば性病にはならない」というような迷信のような“間違った知識”が広がっています。中には、その間違った知識をもとにした対処のせいで病状が悪化してしまうケースも。性病は正しい検査・治療をもとにすれば必ず治る病気です。
ここでは性病に関する間違った知識をご紹介します。
代表的な間違い知識
→いいえ
トリコモナス、毛ジラミ、疥癬などはプールやサウナ、トイレで移ることもあります。確率としては大変低いのですが、けがをしているときに感染者の血液や体液に傷口がふれることで感染することもあります。
→いいえ
性病検査は病院の他にも地域の保健所や性病検査キットを利用することでも可能です。
保健所ごとにどの検査が出来るかは違いますが、エイズの検査はどこでもやっています。匿名でその日に結果が分かることもあります。
→いいえ
処女・童貞同士のセックスであったとしても安心はできません。(病気は限定されますが)経験者ならなおのこと、一人が誰かとセックスをする。その相手と別の人とセックスをする。実際セックスをした相手が一人でも過去のセックスネットワークはつながっているので性病に関するリスクはなしにはなりません。
→いいえ
体液の交わりがあれば感染します。エイズ、肝炎、トリコモナスはキスでの感染はないと言われていますが、他の性病に関してはキスしただけでも感染のリスクは存在します。
→いいえ
風俗営業店では月に1回検査をしていてというのを看板に掲げているところもありますが、信憑性に欠けていたり、検査が1カ月前でそのあとに来た他の客から性病をもらっている場合もあるので安心はできません。また、風営法では異性の性的サービスは取り締まりはされていますが同性・元同性の場合には取り締まりの対象にならないので注意が必要です。
→いいえ
自然に治る性病はありません。治療をしていて症状が無くなっても病原菌やウィルスは残る事が多いので完治するまで治療を続けましょう。また、性病は感染しても無症状であることもあるので、体力の低下と共に症状が出現・増悪する事はあります。
→いいえ
性病には免疫ができるものはありません。むしろ、治療に使われる薬に耐性が出来ていることもあるので治療の効果が下がるだけでなく、長期化することもあるのでどんな性病にもかからない事が1番です。
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