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赤ちゃんに影響する性病がある!

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妊娠、出産時に性病になってしまった時に一番心配になる事は赤ちゃんへの影響です。
性病の多くは妊娠中も治療が可能ですが、ごく一部の病気ではあるのですが赤ちゃんに影響を残してしまう事があります。

 

赤ちゃんがお腹の中にいる場合の影響

先天的に障害を残してしまう性病は2つあります。

【梅毒】

妊娠4カ月までの感染は骨の低形成、特徴的な顔つき(老人みたいな顔つき)魔歯だけでなく水頭症や精神発達遅滞を起こします。妊娠末期の感染は2年後に精神発達遅滞と言う形でわかる事があります。

【サイトメガロウィルス】

ヘルペスウィルスの仲間で妊娠中に感染すると、胎児発育遅延、肝機能障害、小脳症と深刻な障害を起こす原因になります。

 

出産時に赤ちゃんに感染する可能性のある性病

お腹の中では赤ちゃんに障害を起こす事がないのです産まれてくる時に感染させてしまう感染症もあります。多くは産まれてすぐに治療を開始するので大事に至る事はありませんが、乳児突然死症候群の原因になる事もあります。

【クラミジア】

新生児の結膜炎を起こします。
出産直後と入院中に抗生剤の目薬を点眼します。発熱など他に症状が出ない時は様子を見ますが、炎症反応が出た時にはNICU(新生児集中治療室)で治療をします。

【カンジダ】

性病による感染でなく母体の体力低下で発症した時も対応は一緒です。結膜炎や炎症反応を起こす事があります。赤ちゃんの口の中にカンジダが発症すると激しい痛みをおこす事もあるのでミルクの飲みが悪くなったり、授乳時に大泣きをする事があり母を困らせてしまいます。

 

新生児感染症とは新生児の感染症です。本来○○感染症と言う病名になるのですが、新生児は体が小さく抵抗力が弱いので原因菌の特定ができなくても早急に治療を開始しなくてはいけません。まだ、心臓の動きや呼吸が上手に出来ないので新生児感染症になると容易に人工呼吸器を必要な状態になってしまいます。

 

性病と流産/早産の関係

流産と早産は性病にかかって子宮内に炎症反応が起きることによる子宮収縮から起こります。まだ、体を作っている最中に子宮の外に赤ちゃんが出てしまうと、赤ちゃんの負担が大きいので生きていく事も出来なくなってしまうかもしれません。

 

妊娠中に性病にかかった時は恥ずかしがらないで妊婦健診の時に医師に相談しましょう。(妊娠中期の妊婦健診は内診しない事もあります)

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