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【体験談】ピンポン感染を繰り返したカップルの話

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photo by TzTproduction

 

カップルや夫婦間で性病を移し合うことをピンポン感染と言います。今回の体験談はカップルで尖圭コンジローマに感染していた2人の話。特に女性の方は男性の言葉を聞いてしまい中々病院に行けない人もいるのでは?

 

尖圭コンジローマの激痛に耐えた彼女さん

氏名(年齢) :C子(23)
病名:尖圭コンジローマ

 

C子は混雑する婦人科外来で席が空いても座ることなくずっと立ったまま待ち時間を過ごしていた。問診票には陰部の痒みに○がつけられていた。
医師の問診でも「陰部が痒いので塗り薬を多めに処方して下さい。」と
診察だけで薬を処方するわけにはいかないので、C子を内診台に案内する。内診台で診察のために足にかかっているタオルをめくり、医師・看護師はびっくりした。

 

大陰唇はおろか小陰唇、膣口に至るまでびっしりと疣(イボ)ができている。

 

形状からいって尖圭コンジローマなのはすぐにわかった。
待合室で座れなかったのもうなずける。
おそらく一歩あるくのも激痛が伴ったに違いない。すぐに治療に取り掛かる。
窒素焼却術。麻酔は効かない。
全部を焼く事はできない4分の1程度治療してその日の診察は終わる。本人の負担が大きいからだ。でも、C子は声一つあげなかった。

 

次の診察には彼を連れてきた。彼にも疣が出来ていたので、皮膚科受診することになる。
前回治療した部分に新たな病変が出来る。窒素焼却術実施。完治するまで6カ月。
もともと彼が風俗で感染したらしい。疣ができて痛みがあったが彼が疣があると気持ちいいと言うので放置してしまったらしい。

 

看護師から一言

性についての話題は大ぴらに話す事がない分アンダーグラウンドで、正しい知識と間違った知識が混在することが多いのです。このケースでも尖圭コンジローマについての知識が欠落しているため重症化してしまったのでしょう。
完治までの6カ月間はもちろん禁欲生活(というより痛みが強いのでお互いできなかったと思いますが)。若い二人のジレンマは…
幸いこの二人はこの事件の後3年を経て結婚し子供を授かり幸せに暮らしています。

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