【体験談】性病慣れ!?風俗常連が患ったクラミジアの話
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風俗に頻繁に通う男性の多くは性病に感染しています。中には性病に慣れてしまっている男性もいるんです。中途半端に治療を止めれば菌やウイルスに耐性が付いてしまうことも…風俗経験のある男性は一度検査をお勧めします。
クラミジアで尿道に膿が溜まった男性
氏名(年齢):D太(45)
病名:尿道炎(のちに検査でクラミジア尿道炎と診断)
泌尿器科の外来待合室。
窓口のすぐ前、最前列で貧乏ゆすりをしている男性が一人。
他の患者様の検査の案内を横でしていても、イライラしているのは一目稜線。
泌尿器科というととってもマイナーな科と思ってしまうが、高齢者の受診がかなり多く検査の案内を一つするにしても他の科と比べると丁寧さが要求される科で、看護師としては専門性と確実性が問われる場所でもあります。
検査の結果待ちや問診の山の中から年齢的に合いそうな方の問診票に眼を通す。
尿の出が悪い、膿が出る。
熱はない、現在治療中の病気はない。
「○○様尿の診察前に尿の検査をおねがいしたいのですが。」
『家でとったの持ってきているが、病院では落ち着かないから出ないんや・・・』
尿検査の一般的な項目は自宅から持ってきた尿でも検査は出来ます。でも、今回のように尿中の細菌の有無を確認したいときは出来るだけ新鮮な尿を必要とします。尿の細菌検査は温度や採取方法で結果があいまいになってしまう事が多いのです。
診察の順番が来ました。医師の診察のやり取りで風俗サービスの常連である事がわかりより精密な尿検査をする事になりました。
精密な尿検査は消毒してきれいにした尿道口に細い管を入れて尿をとります。
通常の場合でも痛みはあるのですが、膿が出て炎症を起こしている時は・・・「クーっ!!」痛みをこらえる男性。
検査結果は1週間後
尿道口の膿で「クラミジアの疑い」が強い事がわかり
医師が薬を処方しようとしたところで男性は一言
『風俗でしかしないんだ、薬は酒が美味しくなくなるから飲みたくない。おしっこが出ればいいんだ。ちゃちゃっと薬塗って何とかならんのか?』
「慣れてる・・・」
たしかにクラミジアのお薬はアルコールとの相性が非常に悪い。風俗でしかしないにしても男性も放置すれば精巣炎や前立腺炎になる事がありますし他の感染者を増やしてしまう事は・・・
最終的に男性は医師のすすめを受け入れ薬を3日間のみ、2週間後に無事尿の症状はおさまりました。
看護師から一言
クラミジアは調査によりデータの開きはありますが、日本人の成人女性の3〜7人に1人がかかるメジャーな性病です。クラミジアにかかっても6割の人は無症状で過ぎてしまうのですが、今回の男性のように尿道炎や性器の分泌物の変化で病院に訪れる人もいます。何となくこころあたりがある時はきちんと検査して、治療をすれば治る病気なので受診しましょう。そして泌尿器科での受診は尿検査をするんだ。そんな気持ちでお越しいただけるとありがたいです。
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