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男性の男性としての役割を担う"精巣"に関する病気

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精巣にまつわる病気 イメージ画像

photo by Luxt Design

 

精巣、俗にいうところの"金玉"は1精巣、2精巣上体とそれを入れる袋の部分があります。
精子はデリケートなので温度の調節が必要です。なのでこの袋は寒いと縮まり精巣を体内に保管し、熱いとダラーンと伸びて精巣を体から離します。風邪をひいて熱がある時にはダラーンとしています。

精巣の役割と病気の特徴

精巣の役割

精巣は精子を作ります。細い繊維のような細い管の集まりでゴルフボールの中身のようです。薄い白い幕で覆われていてその上を精巣上体が載っています。
精巣上体の役割は良くわかっていないのですが、性行為感染症の淋菌やトリコモナスになると炎症を良く起こし痛みを伴うだけでなく炎症から来る癒着で男性不妊の原因になってしまう事もあります。

 

精巣の病気の特徴

陰茎の病気はすぐにわかる事が多いのですが、精巣の病気は普段から確認しておかないとわかりにくい事が多く気付いた時には取り返しのつかない事態もあります。

 

精巣に関する代表的な2つの病気

1.精巣がん

癌なので放置すると生命の危機になってしまいます。20歳代から出来る事があり外から触ってしこりのようなものに気付いて病院に来る事が多いです。治療は手術の他、化学療法、放射線療法をおこないます。精巣は2つあるので1つとる事は可能ですが癌の進行度により部分切除もできるので治療の時は子供を作りたいかそうでないかの意見が重要視されています。

 

2.炎症

性行為感染症の淋菌、トリコモナス、梅毒、クラミジアなどが原因の事が多いのですが亀頭部をきれいにしていなくて細菌が繁殖し精巣まで侵す事もあります。炎症は痛みと発熱を伴います。炎症を起こすと精巣の中や精子を送る管に癒着を起こすのですが、精子の通り道をふさぐことがあるので子供が欲しいカップルにとって深刻な問題です。治療は陰部の清潔と薬物投与です。

治療開始すると症状はすぐに良くなるのですが、感染の原因が残っていて治療を中断すると薬剤が効かないタイプに変化して炎症を起こす事もあります。治療は医師の指示があるまで辞めないでください。

〜射精できない体に!?癒着の恐怖〜
癒着を起こしてしまうと女性であれば治療をする事が可能ですが男性の精巣は細い管の集合体なので治療できない事が多くあります。精巣で精子を作っても通り道がふさがっている時には精巣に注射して精子を取り出し受精に使います。

 

精巣にまつわる病気のまとめ

最後に精巣はとてもデリケートです。取り扱う時はやさしくなでるように触り、中で精管がからまないようにしましょう。

 

 

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