赤ちゃんを育てるベッド・子宮の病気
ツイートphoto by PublicDomainPictures
子宮は女性のみにある臓器です。子宮の主な役割は受精卵を着床し胎児を育む役割を持ちます。そのため毎月生理(月経)があり赤ちゃんを育むベットを更新しています。妊娠が成立すると毎月入れ替えていたベットは受精卵を育てるための栄養分となります。赤ちゃんの栄養となる物を「子宮内膜」と言います。主に血液で出来ていますが色も濃く粘性があります。
生理の時の月経血はけがをした時の出血とは違うものです
子宮筋腫
子宮の病気で一番有名なものは子宮筋腫です。
子宮筋腫の詳しい原因はわかっていませんがママのお腹にいるときから子宮筋腫の芽が組み込まれていて女性ホルモンの影響を受けて成長します。成長した物は瘤(こぶ)となり生理の時に痛みや過多出血を生じたり妊娠時に流早産を起こす原因となります。治療は手術が主流ですが瘤(こぶ)が小さい時は閉経を待ったりホルモン療法で様子を見る事もあります。
子宮内膜症
次に多い病気は子宮内膜症です。
子宮内膜症は子宮の組織の中に子宮内膜が入り込み月経の周期と一緒に増減するため生理痛がひどくなります。治療はホルモン療法を行います。
子宮がん
子宮がんは頚がんと体がんがあります。
がんなので放置すると生命の危機になります。原因は性行為感染症のヒトパピローマウィルスの感染や繰り返す子宮内感染と言われています。治療は手術療法に化学療法、放射線治療を行います。
子宮内感染
がん以外で忘れていけない病気があります。
病気としては気付かずに終わる事もあるのですが、がんの原因ともなる子宮内感染があります。子宮は卵管・卵巣につながる臓器です。ここが炎症を起こすと卵管や卵巣にも簡単に炎症を起こしてしまうので炎症から癒着を起こし妊娠希望がある時にせっかく排卵しても子宮に卵が到達できない状態になってしまいます。ここで言う子宮内感染の原因にはクラミジアや梅毒、淋病を含む性行為感染症も含みますが、不生活な性交による一般細菌も含みます。
子宮のすぐ近くに肛門があるにで性交時容易に大腸菌が侵入します
子宮の病気は自覚症状が外からではわかりにくい病気です。
おかしいないつもと違うと感じた時は早めの検査、病院受診をおすすめします。
性病別の症状・感染経路・治療法まとめ記事一覧
性病の教科書 〜カテゴリ一覧〜
あなたに”オススメ”の記事
-
性病検査は何科で受ける?性病科と泌尿器科・産婦人科の違い
風邪やケガと違い性病検査の場合、そもそも何科を受診すればいいのか分かっていない人も多いようです。そこで今回は性病検査を受ける際に性病科・泌尿器科・産婦人科の違いを説明します。
-
絶対NG!性病を放置してはいけない5つの理由
性病は自然治癒しない病気なので正しい知識を元に速やかな対処が必要不可欠!しかし、巷には眉唾モノの怪しい噂が出回っているのも事実。そこで”絶対に信じちゃいけない”誤った性病の知識をまとめました。都市伝説並に信憑性がないので注意です!
-
性病検査は即日可能?焦るアナタが気を付けるべきポイント
『性病かも…』という不安から検査結果が即日で分かる方法を聞かれることがあります。結論から言えば即日の性病検査は可能です。でもその時に気を付けなければいけないポイントをまとめました。
-
性病感染!?おりもの異常からみる女性の性病
女性にとっておりものはある意味健康のバロメーターと言えるほど体調に影響を受けやすいものです。実際、おりものの異変から性病感染を自覚するケースもあります。性病感染によって起こり得るおりものの異変を確認しましょう。