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子宮頸がんの症状と感染経路、治療法

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子宮頸がんとは、子宮の入り口部分である“子宮頸”がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染がきっかけで、がん細胞化してしまう病気です。子宮頚がんは予防や早期発見が非常にしやすい癌なので成人女性は年に1回の子宮がん検診をする事が大切です。

 

発病箇所

受診する科

  • 子宮頸
  • まずは産婦人科

 

ページ内コンテンツ

 


女性の7割がHPVに感染しています

子宮頸がんの原因

 

子宮頸がん発病原因の9割以上が性行為によるヒトパピローマウィルスの感染といわれています。子宮頚がんには原因がわからないケースもありますが、他には遺伝性と多妊・多産などがあげられます。

 

子宮頸がんになりやすい人の特徴

 

  • 初回性交年齢が低い
  • 性交をした相手の人数が多い
  • 妊娠回数が多い
  • 出産回数が多い
  • 30歳以上である
  • 子宮がん検診を受けていない

 

子宮頸がんの症状

 

多くの場合、重症化するまで自覚症状はありません。性交時の痛みもありません。病気が進行し症状が出る(細胞ががん化する)までに10〜20年という長い期間を要します。
症状がある場合は、最初は生臭いおりものが出たり、生理以外の出血や下腹部痛が出ます。

 

子宮頸がんの検査方法

 

子宮頚がんの検査には段階があります。

  1. 子宮頚部細胞診

    子宮頚部の細胞を綿棒やブラシでこすりとり、とった細胞の中に癌や癌になりそうな細胞(異形上皮細胞など)ないか確認します。

  2.  

  3. 子宮頚部組織診

    子宮頚部の細胞を少しそぎ取って癌や癌になりそうな細胞(異形上皮細胞など)をとります。同時に専用の試薬を使って子宮頚部の細胞の状態を確認する事もあります。少量の出血と痛みを伴います。

  4.  

  5. 円錐切除

    子宮頚部の一部分を切除します。麻酔をかけて行うので入院が必要になります。

この他に超音波検査、CT検査、MRI検査をおこないます。

 

子宮頸がんの治療法

 

子宮頚がんの治療は手術と化学療法と放射線療法を行います。
どの方法を選択するかはがんの進行の程度、癌細胞の型、妊娠出産の希望の有無によって選択しますが手術療法+化学療法をを選択する事が多いです。

 

子宮頸がんについての補足

 

  • 治療後は再発の防止につとめる

    子宮頚がんの治療が終わった後5年間は定期的に検診を受けましょう。癌なので再発する事があります。

  •  

  • 予防や早期発見・早期治療が大事

    子宮頚がんは性交をしていない時には子宮頚がん予防接種を受ける事も可能です。
    性交をしたことのある場合7割以上の女性はヒトパピローマウィルスの感染します。ヒトパピローマウィルスに感染しても気付かないで過ごす事が多いのですが、細胞のがん化が始まるには感染後10〜20年の時間がかかります。それまでに検査をすればがんになってしまう前に治療を開始できるので早期発見・早期治療が大切です。

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